プログラミング教育が目指すもの

2020年度から小学校、2021年度から中学校で、プログラミング教育が必修化されます。

この背景にあるのは、第四次産業革命といわれる社会・産業構造の変化です。
今後、急速に人工知能(AI)・ロボットなどが発達し、とても便利な社会がやってくると考えられています。一方で、「人間の仕事が、ロボットなどに置き換えられていく」というように、社会構造が大きく変わるとも言われています。

そのような高度な情報化社会を生きていくことになる、現在の子ども達。その子ども達に必要とされている能力のひとつが、プログラミング教育を通して育てる「プログラミング的思考」です。

「プログラミング的思考」とは

  1. 人間がプログラムによってコンピューターを動かすことができることを知る
  2. コンピューターの中でどのようなプログラムが動いているかを予測できる
  3. コンピューターにやらせたい一連の活動を論理的に組み立てることができる

この様に、プログラミング教育では、「プログラミング言語をマスターする」とか「プログラマーになるための授業をする」ということを目指しているのではありません。

私は、プログラマーとしては「プログラミングを教える」ことも行いますが、
キャリア教育の専門家として、パソコンやプログラミング言語を使わない「思考訓練」のような授業づくりで学校への協力も行っています。

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